予防歯科について

東京都港区神谷町駅の高村歯科医院|虫歯予防、歯周病予防など予防歯科についてのご案内です。
定期的に通院して、口腔内を清潔な環境に保ち、虫歯ゼロ!を目指しましょう!
歯周病
予防はインプラントの患者さんにも長期維持において必要不可欠です。
最近では、歯周病が全身疾患を引き起こす原因にもなっていると研究発表も出ています。
虫歯菌や歯周病菌を予防して、頑張ってブラッシングしましょう!お気軽に当院の歯科衛生士にご相談ください。

■キシリトールの作用について
このキシリトールは虫歯菌に対してユニークな作用を行います。虫歯菌がキシリトールを分解する過程で細胞内に毒素を作ったり、せっかく分解したにも関わらず、また元のキシリトールを生成したりと、虫歯菌のエネルギーを浪費させ、菌の細胞内に中毒を起こし、菌を弱らせ、殺し、増殖を妨害するのです。
その結果、虫歯ができにくいわけです。キシリトールを多く食べると下痢をするとか言われていますが、糖尿病患者で1日70gまでは安全であり、健常成人では1日90gまでは良いと言われています。

■キシリトールの予防効果
結論から申しますと、従来の虫歯予防方法のフッ素化物等とキシリトール摂取を併用することの方が、単独にフッ素化物だけで予防するよりも、高い虫歯予防効果が期待できるのです。キシリトールは長い期間使用しないと予防効果が発揮されません。例えば、ガムであれば1日9g摂取したとすれば、2週間以上経過してから次第に予防効果が現れてきます。また、同じキシリトール配合ガムでも粒状のガム(タブレット)の方が、虫歯予防効果が高いという結果報告がでております。歯科医院で販売しているガムがタブレット状なのがおわかりでしょう。最近ではリカルデント配合のガムが発売されています。
これは、メルボルン大学で研究開発されたもので、初期の虫歯を修復する材料として一躍脚光を浴びています。リカルデントは牛乳から作られており、初期虫歯を修復するのに必要なリンとカルシウムから成っています。キシリトールと同じように、今後益々利用されるでしょう。
皆さん、キシリトールについて誤解や過信をせず、上手につき合いましょう。

■予防歯科の落とし穴
当院では必要に応じ、また、患者様のご希望によりブラッシングのご指導もさせていただいておりますが、私どもの今までの経験上、ブラッシングには数十種の方法が存在し、その中から一人一人の歯並びに合った方法を選択し患者様自身がホームケアーに十分な清掃効果を上げられるようににご指導させていただいております。しかし、実際は中々そのテクニックを十分に発揮されている方はいません(笑)。
よく耳にするのが、約1時間~2時間徹底した歯ブラシの必要性のお話から始まり、そのテクニックなどを時間を掛け聞かされて”まいった”というお話をお聞きします。ズバリそうなのです。
しかしながらブラッシングはとても重要なものと私も思います。我々がきちんと治療しても自己管理が悪いとまたあっという間に悪くなってしまうことがあるからです。当院では、患者様に必要と思われる最低限のご指導と、今の現状はお話させていただきますが、それ以上は敢えてしておりません。
ご希望のある方はお時間をきちんとお取りしてご指導させていただきますので、ご安心ください。

■でも実際のところは?!
そうです。「どうせ定期的に診せろ!って言うんだろ~?」って声が聞こえてきそうですが、ズバリその通りです。私どもの臨床経験上、6ヶ月毎にきちんとクリーニングをするために通院している患者様のほとんどが通院1回で終了してしまっています。それが1年~1年半して何か症状が出てから通院だと数回~数十回治療回数が増えてしまうのです。当院では、極力1回で検診が終わり、再び6ヶ月後に喜んで来てもらえるようなクリーニングメニューで応えたいと考えております。ぜひご相談下さい。
しかしながら「別に早くなくてもゆっくりと・・・」という患者様には、それに合ったシステムで処置を行いますのでご安心ください。