No.9深層心理3-治療への覚悟と意識

東京都港区高村歯科医院 高村歯科医院の治療方針

いつの時代からか一部の歯科では患者さんに対し、「患者様」と気を使うようになり、お客様扱いをするような所も増えてきたように思います。
患者さんの顔色を伺いながら本当の事を言わなかったり、本当の事をオブラートに包むように患者さんに言うことも否定はしませんが、その患者さんを本当に治したいというならば、そのような患者さんの治療への考え方も変えさせなければいけません。

そのような患者さんの考えを変えさせるには、治療を行う歯科医師の熱意も根気も体力はかなり必要です。
もちろん世の中の医療機関ではそこまで労力を使わないで「ウチでは無理です」とか「どうぞ他に行ってください!」と言うことも簡単にできますし、患者さんはまだ診てもらえるところがあるだろうとそこまで危機感が無いかもしれません。

重症の患者さんによっては、「今まで行なってきた治療や考え方は違うし、それでは治りませんよ〜」という事をハッキリ言ってあげなければいけません。
それはあくまでも「処置」であり、「治療」じゃ無いと。
ただ痛みが治まっただけで治ってないと。

神谷町駅前の高村歯科医院では、その方が受けてきた口腔内の処置を拝見し、生活リズムまでヒアリングし、かなりの時間を掛けてカウンセリングを行い、治療計画やインプラント治療のリカバリーのご説明を行なっています。
日頃患者さんの口腔内を見て思うのが、本当に正しい知識で正しい治療を行なってきたという方はとても少ないです。

いままでの治療が正しかったと思う患者さんの考えを変えることは並大抵のことではありません。
かなりの体力と精神力を使います。
その患者さんの本当の最終目的地は「予防治療」なのです。
多くの患者さんはとてもその領域まで到達できていません。

最終目的地から見て、今患者さんはどのあたりにいるのかを認識してもらうようにしています。
「患者さんが本気で治す気があるのかどうか?」を見る様にしています。

歯科治療には「痛みが引いたら治ったと患者さんが勘違いしやすい」というのもあると思いますが、今まで患者さん自身が受けた行き当たりばったりの対処や処置が治療ではないということをまず最初に理解していただき、本当に正しい治療を行うには患者さんにもそれ相応の覚悟が必要なのだということをしっかりと理解してもらいたいのです。

このページではその「覚悟」について書いて見たいと思います。
同じ繰り返しをしたく無い!本当に治したい!と思っている方は覚悟を決めなければいけないと思います。

治療への対価について

高村歯科医院で治療をおこなって一括で先払いでお支払いいただく方、来院の都度お支払いいただく方、ご予約のキャンセルが少ない方は、とても治療の進行も口腔内の管理もスムーズで、最初にお越しいただいた時よりも格段と口腔内が綺麗になって予防治療に移行できますので私達歯科医師や歯科衛生士もとても嬉しいです。

ありがとうございます。

高村歯科医院では、本当に治したいという患者さんのご要望や気持ちを理解して治療のご依頼を受けています。
私達歯科医師や歯科衛生士も、その患者さんのご依頼に対して本気で取り組みます。

治療は物を買う感覚ではない

治療は簡単にその辺で物を買う感覚で考えてもらいたくないのです。
レストランでの食事や家や車を買う感覚で考えてもらえば分かりやすいでしょうか?
レストランで食事をして、「ちょっと味が私好みじゃなかったから支払いは今度で〜」と言っても成立しませんよね。
治療のご予約も、患者さんのご指定日と時間を聞いてご予約をお取りしています。
ご注文(オーダー)をお伺いし、皆様が待つテーブルに提供されますが、使う食材や味付けはシェフが決める事です。
その食材の状態や鮮度を見極め、どのように味をつけるかがシェフの腕の見せ所です。

今、あなたは自分で探したその場所に来ているのですからそのシェフの腕を信用し、リラックスして集中して料理をいただくことが大事なのです。
そうする事によってそのシェフの意図や世界観を理解する事が出来るのではないでしょうか?

無理難題を言うとどうなる?

シェフと特別に仲が良ければ話は別ですが、もし初めて行ったレストランで初対面で、「この食材でこの調理法でお願いします!」とか、「ちょっとここが悪い」とか言ったら間違いなく帰ってくれ!とか他に行ってくれ!と言われることでしょう。

もしシェフに意見や注文を言えるとしたら、シェフの仲間か料理を知っている料理評論家、もしくは食材を扱っている生産者、もしくは顔見知りの仲間、マニアの方、もしくは仲が良くなった方でしょう。
それ以外で言うならば「知ったかぶり」と言うしか無いです。

もし、そのような注文をつけて作ったとしたら、素材も生かせない可能性も高くなり、最初に計画した(思い描いた)完成図と変わってしまいます。
素材にあった火の通し方、盛り付け、全てが計算されているのが計算できなくなります。

一部でも変われば全ての責任がレストランで取れなくなるということです。
それを理解して変更を申し出なければいけません。

これが歯科医院の治療であればどうなると思いますでしょうか?
「2ちゃんねるにはこう書いてあったんですけど〜」、「ネットにはこう書いてあった」など、そのような事を言う方は、自分のご要望が通る歯科医院で治してくださいと言うしかありません。
そのような間違った考えの根本から変える必要があります。

患者さんの骨、歯周病、残存歯の状態、前の歯科医院でインプラント治療が上手くいかなかった方など、毎回人によって違う口腔内の状況のベストの治療を見極めなければいけません。

最初のカウンセリングで患者さんのオーダー(ご要望)を聞き、その患者さんが持つ症状の状態に対して私に任せてもらう事が治療だと考えてます。

そのような相互信頼が成立した上での治療フィー(依頼料)だということをご理解してもらいたいです。

治療への意識が低い患者さん

ご予約(お約束)で無断でお越しにならない方やよく予約変更される方には、対価の支払い(都度の支払い)を後回しにしたりすることがきまって多いです。

今までに治療をしなかった(処置しかしなかったor処置もせず放置していた)から、お金を掛けての治療が必要になったのにも関わらず、一体何のために当院に来たのか?という事です。
治療への覚悟が、
本当に治したいと言う覚悟が低いのです。

もちろん良い治療を受けるには「お金」は当然必要です。
本当に欲しい物や趣味などがあれば、人間という生き物はその事に「お金」を費やします。

高村歯科医院には重度な症状の患者さんが多く治療にお越しになりますが、そのような方が今までと同じような意識、考え方、行動であれば絶対に良くなることも完治することもありえないと思います。

例えば、
治療費用の安さだけで医院を渡り歩き失敗した方が、またその当時と同じような考え方に後戻りするような行動をとるのであれば、良くなる事はかなり先になり、お金と時間は掛かる一方になり、きっと治りません。

これはだけは断言しておきます。

今までも、他の院でご予約の無断キャンセルや治療当日になって「やっぱり怖いので日にちを変えてもらっても良いですか?」という方がいらっしゃいます。
日常何事も先延ばしにする事が癖になっている可能性も極めて高く、その考えや行動自体を治さなければきっと口腔内も治りません。
仮に次の歯科医院に行ったとしても、その様な方はきっとまた同じ事の繰り返しをします。

今までに4回も予約キャンセルや変更があった方に「今まで4回もキャンセルがあったけど」と告げました。
その方の返事は「えっ?そんなにキャンセルありましたっけ?」「そんなにキャンセルしてませんです!」と本人さんは自覚すらありません。
これが原因であり真実なのです。
相手に対してどういう対応をしたかどうか?
その全てが自分に返ってくるのがこの世の中の原理原則です。

このような方はいつの日か歯科に限らずどの医療機関でも診てもらえなくなる人です。

口腔内の症状が重度であればあるほど、尚更治療が安全に出来る歯科医院が限られてきます。
そこでも同じ事を行えば、またその方は他に治療が行える所を探す事でしょうが、同じ事を繰り返し、結局最後は見放されます。
口腔内も時間の経過と共に、とてもじゃないけど治せるレベルでは無くなっていくことでしょう。

その方が持つ「深層心理=真相心理」を突き止めて対処し、患者さん自身も治療への覚悟を持たなければ決して口腔内は良くなりません。

あなたは
こちら側に来れますか?
それとも
向こう側に戻りますか?

このページを読んでいるor当院でお越しいただいた時点で「その狭間」に今立っているのです。

どちらに1歩踏み出すかは皆さんの自由です。
もちろんこちら側に第1歩を踏み出したとしても、また戻るような行動を1つでも取れば、また向こう側に逆戻りすることになることでしょう。

覚悟が薄い患者さん

被せ物のセットする当日になって、「装着したら痛みが出るかもしれないので次回でも良いですか?」と患者さんから後回しの希望を言ってくる方もいらっしゃいますが、その判断はこちら側(歯科医師側)が决める部分です。
歯学判断上、痛みの原因が明らかである場合にはとうぜん装着しません。
原因は本人の深層心理に何かあるのです。
装着しなければ噛み合わせなども分からないですし、次の治療に移行することができません。

治療の初期段階で足踏みをする事になり、完治まで無駄な時間と費用が掛かります。

それだけきちんと治療に対して信用してもらわなければいけません。

高村歯科医院では最初のカウンセリングでお聞きした患者さんの覚悟に対して本気で取り組んでいるからこそ、本当の事を本気で話す事を徹底しています。

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