No.8深層心理2-生活リズム・言動・行動

東京都港区高村歯科医院 高村歯科医院の治療方針

高村歯科医院の治療相談ではインプラント治療や審美治療、矯正治療など口腔内に関する様々なお悩みを受け付けております。

本題の生活リズムの話の前に、今まで当院へご相談された方を簡単に分類化してみました。

1、これからインプラント治療を考えているというご相談が全体の半分。
2、その次にインプラント治療のやり直し治療(リカバリー治療)のご相談。
3、歯並びや歯の色が気になる方のセラミック治療などの審美治療のご相談。
4、矯正治療のご相談。
5、抜歯や歯周病治療などのご相談。

このような5つの種類に分かれます。
4や5は比較的何も無いこと(普通:よくある相談)が多いのですが、1や2の方では口腔内の状況よりも先に「生活リズム」を治さなければ口腔内が良くならないという方がいらっしゃいます。
他の項目では、「病気になる人の特徴」や「病気が治らない方の特徴」などを解説してきましたが、このページでは「良くならない方の生活リズム」などをくわしく解説します。

良くならない方の生活リズム-食生活

まず第一に「食生活」が挙げられます。
きちんと3食決まった時間に食事を食べることが規則正しい食生活という認識が皆さんにあると思いますが、それは正解です。
良くならない方の食生活は「間食」などが多いという事が挙げられます。
それに加えて「不規則な時間の食事」です。
間食やジュースの摂取で糖質を必要以上に摂取し、糖尿病で歯が悪くなっている、歯周病と悪循環を引き起こしているので、まずこれを改善しなければ歯の治療どころか体に良くありません。
それと「化学調味料まみれの外食」です。
コンビニの弁当屋カップラーメンは、脳が「美味しい」と判断するように味覚が化学調味料によってコントロールされています。
その人工的に造り出された美味さに慣れてしまうと、一般的な普通の食事を摂った時に物足りなく感じるのです。
商品を売るために中毒者を増やすのです。

そのような患者さんに数ヶ月の間、自炊を勧めたところ、しっかり口腔内が改善したという例もたくさんあります。
元々、その患者さんはきちんと食事を食べているとは言うものの、どこか色白で目の表情や肌の色も暗かったので、お聞きしたらほとんどがコンビニの弁当だったのです。

結論は、糖質や化学調味料にも薬と同じく中毒性があり体に悪く病気を作り出す原因にもなっていると言う事です。

高村歯科医院では歯の治療の説明だけでなく、並行して食事の話も相談時に気になる方にはお聞きするようにしてアドバイスさせていただいてます。

良くならない方の生活リズム-薬やサプリメント

TVを見ていると良くもまあこんなにたくさんの商品を販売するのねと言わんばかり、サプリメントのCMが流れてますよね。
サプリメントは薬じゃ無いので「効能」をハッキリと謳うことができません。
そこでCM出演者の動きなどで「それに効く!」と連想させるわけです。
「飲むと健康」から「飲めば安心」になり、「飲めば治る」とだんだんと飲む方の思いは進化していきます。
健康のために野菜ジュースを飲んでいる方も、「1日1本飲めば健康」のようなイメージで飲み続けているのでは無いでしょうか?
あの小さなパックに3gのスティックシュガーが何本入っているとも知らずに。

このような深層心理になるのは薬にも同じことが言えます。
必要な時に必要な期間だけ飲むのが本来の薬の役割なのにも関わらず、
「飲めば大丈夫」「飲まなきゃ不安」という具合に薬の力に依存します。
睡眠薬や精神安定剤や抗うつ剤がその類です。
薬がやめられないというのは「麻薬」と同じです。

この「薬」の場合も不規則な食事の方と同じような表情で暗い感じや話が耳に入らない感じでとても良く似ています。
食生活が不規則や偏りがある上に飲まなくて良い薬も服用している状況であれば心身共に健康となるにはかなり遠くなってしまいます。
高村歯科医院では、不必要な薬を止める、減らすということも口腔内の治療には十分に関係してくると思っていますので、そのようなアドバイスをさせていただいております。

良くならない方の生活リズム-インターネット

上記の「食生活」と「薬」の条件が一致している方がインターネットで検索するとどうなるか?
まるで自己催眠をかけるようにネガティブな事を拾い、それが頭にインプットされてしまいます。

もうそうなってしまうと「何が正しくて」、「何が間違っているのか」という判断能力が完全に無くなってしまうのです。
この状態こそ、
「陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる」というのが当てはまると思います。
最初はサプリメントや薬も症状や身体に対して良い事と思っての行動だったのが、一時の症状に対しての考えではなく、自分の思考が狂って「依存」という行動をとったからです。
今、まさに極まって陰極まる最中と言う事です。
「陽極まれば陰となる」の先の言葉が無いのは、その先は本人では分からないからです。

良くならない方の思考・言動・行動

「食生活」「薬」「インターネット」に加え、女性の場合には更年期障害なども重なって様々な症状や不定愁訴を訴える方がいらっしゃいます。
これらの要素が全て重なった方や、そのどれかが突出した方の代表的な言動や行動を3つ挙げてみます。

1、「私に限ってそんなことはない」
(きっと間違ってないという希望的観測と根拠のない自信)

2、「これだけ頑張って歯科医院を探してきたんだから」「何年も悩んできたのに」
(自分を擁護する慰め、同情の言葉をもらいたい)

3、「一晩冷静になって少し考えます」
(何が正しいのか思考がこんがらがっている。「自分は間違っている」ということを受け入れたくない拒絶)

などがあります。

そう思いながら治していない方が多いのが特徴です。
間違った意識や考え方を本人だけが正しいと思って行動しているので、ハッキリ言って時間の無駄です。
自分が変だと言うことや、少しズレているという事は誰かに気づかせてもらうしかありません。
まず、一切治していないということを本人が理解しなければいけないのです。

最近、歯科医師でも医師でも同じですが患者さんに気を使いすぎな所が多く
「言いたい事を言わない」
「言わなければならない事を言わない」
という風潮があります。
他で何を言われるか、書き込まれるか分からないから先生が遠慮しているのです。
これは患者さんにとっても医療業界にとっても良くない事です。
その時にハッキリ言わないと、その患者さんは他の所に行っても今までと同じ思考、同じ言動と行動を繰り返してしまいます。
高村歯科医院では、本当の事をハッキリと言うようにしています。
本当の事を言わないのは患者さんの為にならないと思います。

カウンセリング後に顔の表情がパーっと晴れた方などは「大丈夫そうかな?」と脱却の可能性が見えるのですが、何度も同じ話を繰り返したり、表情が曇りのままの方の「ちょっと一晩考えて見ます」というような方は生活リズムも改善しないまま、乱れた食生活や薬を止められず、帰ってまたインターネットで検索し、また他の歯科医院を渡り歩きます。

病気になるのも治すのも自分なので、高村歯科医院ではご相談においてその脱却のきっかけを作っているだけにすぎません。
また同じ考えで自分を可哀想と擁護するのか?
今までと同じ行動を取るのか?

「冷静になって考える」と言う方には、本当に良くなりたいと思った時にお電話くださいねと伝えています。
また同じように何軒も歯科医院を渡り歩いて、今よりも更に悪い状態で当院に治療に来られると私も悲しいですから。

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